CAD表面性状記号の使い方をお探しですね。

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ものづくりに欠かせない!CAD表面性状記号の使い方

金属でできた部品の表面って、実はとても重要なんです。

ツルツルにするか、ちょっとザラザラにするかで、製品の性能が大きく変わってしまいます。

この大切な情報を設計図に正しく書き込むために使うのが「CAD表面性状記号」です。

この記号は、ただの印ではありません。

どんな方法で加工するか、どのくらいの粗さにするか、表面の模様はどの向きにするかなど、設計者の考えを製造現場の人にきちんと伝えるための大切な道具なんです。

表面性状記号って何?なぜ重要なの?

表面性状記号は、機械部品の設計図に「この部分の表面はこんな状態にしてください」と指示するための記号です。

例えば、車のエンジン部品なら摩擦を減らすためにピカピカに磨く必要がありますよね。

でも、塗装をしっかりくっつけたい部分なら、逆に少しザラザラにした方が良いんです。

こうした「ツルツル」「ザラザラ」という感覚的な表現を、図面では具体的な数値や加工方法で表します。

「切削で加工する」「研磨で仕上げる」「表面粗さはRa3.2」といった具体的な指示にするわけです。

この記号があることで、製造現場の人は迷わずに、設計者が想定した通りの品質で部品を作ることができます。

結果として、製品の性能が向上し、信頼性も高まり、製造コストも最適化できるという、とても重要な役割を果たしているんです。

普通のCADと専門CADの違い

一般的なCADソフトでは、表面性状記号のような機械設計特有の記号を作るのはなかなか大変です。

線やテキストを組み合わせて手作業で作ることはできますが、時間がかかる上に、JISやISOなどの規格に合った正確な記号を作るのは至難の業です。

そこで活躍するのが、AutoCAD Mechanicalのような機械設計専用のCADソフトです。

これらのソフトには表面性状記号を簡単に作る機能が最初から組み込まれています。

設計者は複雑な製図の知識をいちいち調べなくても、規格に合った記号をパパッと配置できます。

これにより、設計時間が短縮されるだけでなく、図面の品質も向上し、情報伝達もより正確になるという大きなメリットがあります。

AutoCAD Mechanicalで記号を作ってみよう

AutoCAD Mechanicalで表面性状記号を作るのは、とても簡単です。

まず、リボンメニューの「注釈」タブにある「記号」パネルから「面の指示記号(AMSURFSYM)」コマンドを選びます。

次に、記号を付けたい図面上の線などを選択します。

これで「この部品の表面についての記号ですよ」ということをソフトに教えます。

そして、記号を置きたい場所をクリックし、必要に応じて引出線の向きも指定します。

この時、画面上でプレビューを見ながら作業できるので、変な場所に記号が置かれる心配もありません。

記号の向きも調整できるので、図面全体が見やすくなるように配置することができます。

記号の詳細設定で情報をしっかり伝える

「面の指示記号」コマンドを実行すると、詳細設定用のダイアログボックスが表示されます。

ここで、部品表面に求める具体的な要件を細かく設定できます。

例えば:
– 「除去加工を要する面の指示記号」(表面を削って仕上げる必要がある)
– 「除去加工を許さない面の指示記号」(削ってはいけない面)

といった基本的な記号の種類を選べます。

さらに詳しく設定するなら:
– 表面粗さの数値(Ra 3.2など)
– 加工方法(研削、研磨など)
– 筋目の方向(縦、横、斜めなど)

これらの項目を設定することで、加工業者に対して表面状態に関するあらゆる情報をはっきりと伝えることができます。

このような詳細な指示があることで、製造プロセスが正確になり、最終的な製品の品質も安定します。

設計者の意図が完全に製造現場に伝わるというわけです。

まとめ

表面性状記号は、一見地味に見えるかもしれませんが、実はものづくりの品質を左右する重要な要素です。

AutoCAD Mechanicalのような専門ツールを使うことで、この重要な情報を効率的かつ正確に図面に表現できるようになります。

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