AutoCADで使う仕上記号とその旧記号をお探しですね。
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AutoCADで使う仕上記号について – 昔の記号(旧JIS)も知っておこう
製造業では、部品の品質を保つために、加工された表面がどれくらい滑らかかを図面で指示する必要があります。
この時に使うのが「仕上記号(表面粗さ記号)」です。
AutoCADで図面を描く時、昔の図面を修正したり、取引先の要望で古い記号を使ったりすることがあります。
今回は、AutoCADでの仕上記号、特に「昔の記号(旧JIS記号)」について、わかりやすく説明していきます。
仕上記号って何?なぜ必要なの?
部品の表面がザラザラかツルツルかは、製品の性能に大きく影響します。
例えば、パッキンが当たる部分の表面がザラザラだと、液体が漏れてしまうかもしれません。
また、摩擦や耐久性も表面の状態によって変わります。
そこで図面では、「この部分はこれくらい滑らかに仕上げてください」という指示を「表面粗さ記号」で表します。
日本では、JIS(日本工業規格)でこの記号が決められています。
実は、この記号は時代とともに変わってきました。
1992年までは「三角記号(▽)」を使った「旧JIS記号」が使われていました。
三角の数で、表面の滑らかさを段階的に示すシンプルな方法でした。
その後、技術の進歩や国際規格に合わせるため、数値で詳しく指定できる新しい記号に変わりました。
昔の三角記号(▽記号)はどんなもの?
1992年まで使われていた旧JIS記号では、三角マーク(▽)の数で表面の仕上がり具合を表していました。
– **▽** :粗仕上げ(ちょっとザラザラ)
– **▽▽** :並仕上げ(普通の滑らかさ)
– **▽▽▽** :微鏡面仕上げ(かなり滑らか)
– **▽▽▽▽** :鏡面仕上げ(鏡のように滑らか)
三角が多いほど、表面が滑らかになります。
とてもわかりやすいですね。
また、加工方法についても記号がありました:
– 削ったり磨いたりしてもしなくてもよい記号
– 必ず削って仕上げる記号
– 削ってはいけない記号
これらの記号は、加工する人にとって大切な情報でした。
AutoCADでこれらの昔の記号を使う時は、標準機能では直接入力できないことが多いので、テキスト機能や自作のブロックを使って工夫する必要があります。
昔の記号と今の記号、なぜ両方知っておく必要があるの?
1992年以降、JIS規格が改正されて、三角記号から数値で表す新しい記号に変わりました。
この変更は、世界の標準(ISO規格)に合わせる目的もありました。
新しい記号では、Ra(算術平均粗さ)やRz(最大高さ粗さ)といった具体的な数値で、表面の状態をより詳しく指定できるようになりました。
でも、現在でも昔の三角記号が使われている図面はたくさんあります。
理由はいろいろです:
– 古い設計図面を修正する時
– 長年の取引先との慣習
– 加工現場での理解のしやすさ
– 会社の標準図面テンプレート
そのため、AutoCADを使う人は、新しい記号と昔の記号の両方を理解して、使い分けられることが大切です。
記号の意味を正しく理解することで、間違いを防ぎ、良い製品を作ることができます。
AutoCADで昔の仕上記号を使う実践的な方法
AutoCADの標準機能には、昔のJIS記号(三角記号)を直接入力するコマンドは通常ありません。
これは、現在のJIS規格が新しい記号を採用しているためです。
でも、昔の図面を修正したり、互換性のある図面を作ったりする時には、昔の記号が必要になります。
そんな時の対処法をいくつか紹介します:
**1. テキスト機能を活用する**
特殊文字やカスタムフォントを使って、三角記号を表現できます。
**2. ブロックとして登録する**
よく使う昔の記号は、ブロックとして保存しておくと便利です。
一度作れば何度でも使えて、作業がとても楽になります。
**3. 配置のルールも覚えておく**
昔のJISでは、図面全体に適用される仕上記号は、表題欄の近くや正面図の隅に配置し、部分的に違う場合は括弧書きで例外を示すというルールがありました。
最新のCADソフト(InventorやFusion360など)でも、図面記号の入力で制約があることがあります。
AutoCADでも、時には手作業での調整や、専用のアドオンソフトの導入を検討することもあります。
昔の記号も今の記号も、それぞれに良さがあります。
図面を見る人や作る人のことを考えて、適切な記号を選んで使うことが大切ですね。
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