AutoCADで歯車の書き方をお探しですね。
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AutoCADで歯車を描こう!初心者でもできる3つの方法
機械の設計や図面を描くとき、歯車を正確に描くのって本当に大変ですよね。
特に「インボリュート歯車」という、なめらかに回る歯車の歯の形は、手で描くのはほぼ不可能です。
でも大丈夫!AutoCADを使えば、数学の知識がなくても、用途に合わせていろんな方法で歯車を描くことができるんです。
1. まずは歯車の基本を理解しよう
歯車を描く前に、ちょっとだけ基本を覚えておきましょう。
歯車の歯の形は「インボリュート曲線」という特別な曲線でできています。
これは、円に糸を巻きつけて、その糸をピンと張りながらほどいたときに、糸の先が描く線のことです。
この形にすることで、歯車同士がスムーズに回るんですね。
歯車を描くときに必要な数値は次の通りです:
– **モジュール(m)**:歯車の大きさを決める基本の数
– **歯数(z)**:歯の数
– **圧力角(α)**:歯の角度(普通は20度)
これらから、いくつかの重要な円の大きさを計算できます:
– **基準円の直径**:m × z
– **歯先円の直径**:基準円 + 2m
– **歯底円の直径**:基準円 – 2.5m
– **基礎円の直径**:基準円 × cos(20°)
計算が面倒に感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単です!
2. 本格的!精密なインボリュート歯形の描き方
実際の機械に使う歯車を設計するときは、正確な歯の形が必要です。
AutoCADでちゃんとしたインボリュート曲線を描く方法を説明しますね。
**手順1:基礎円を描く**
まず、計算した基礎円の直径で円を描きます。
**手順2:放射線を引く**
基礎円の中心から、5度おきくらいに線を引きます。
「円形状配列複写」を使うと簡単です。
**手順3:接線を描く**
各放射線が基礎円と交わる点で、基礎円に接する線を描きます。
これが糸を表しています。
**手順4:糸の長さを調整**
実際の糸がほどけるように、各接線の長さを基礎円の円弧の長さに合わせて調整します。
**手順5:点を結ぶ**
各接線の先端を「スプライン」コマンドでなめらかに結びます。
これでインボリュート曲線の完成!
この方法は手間がかかりますが、実際の歯車製作に使える正確な図面ができあがります。
3. 簡単!見た目重視の歯車の描き方
資料作りやプレゼンで使う歯車なら、そこまで正確じゃなくても大丈夫。
もっと簡単な方法があります。
**手順1:3つの円を描く**
歯先円、基準円、歯底円の3つの同心円を描きます。
**手順2:歯の角度を決める**
歯数から1つの歯が占める角度を計算します。
例えば歯数が18なら、360°÷18=20°です。
**手順3:歯の形を簡単に描く**
インボリュート曲線の代わりに、直線や簡単な曲線で歯の形を作ります。
歯先は少し丸めて、歯底に向かって広がるような台形っぽい形にすればOK。
**手順4:歯をコピー**
作った1つの歯を「円形状配列複写」で必要な数だけコピーします。
**手順5:仕上げ**
中心に軸穴を開けたり、不要な線を「トリム」で削除したりして完成!
この方法なら30分もあれば、見栄えの良い歯車が描けちゃいます。
4. 面白い!歯車ができる仕組みを再現してみよう
最後に、ちょっと変わった方法を紹介します。
実際に歯車を作るときの仕組みをCADで再現する方法です。
歯車は「ラックカッタ」という刃物で削って作ります。
この刃物が歯車の周りを転がりながら削ることで、自然とインボリュート形になるんです。
**やり方:**
1. 歯車の基準円を描く
2. ラックカッタを表す直線を用意する
3. 歯車を少しずつ回しながら、ラックカッタを基準円に沿って転がすように移動させる
4. ラックカッタの軌跡をたどって歯の形を作る
この方法は数式を使わないので、歯車がどうやってできるかが目で見てわかります。
理屈を理解したい人にはおすすめの方法です。
まとめ
歯車の描き方を3つ紹介しました:
1. **精密な方法**:実際の設計に使える正確な歯車
2. **簡単な方法**:見た目重視で素早く描ける歯車
3. **仕組み再現法**:歯車の作られ方を理解しながら描く方法
用途に合わせて使い分けてくださいね。
最初は簡単な方法から始めて、慣れてきたら精密な方法にチャレンジするのがおすすめです。
AutoCADで歯車が描けるようになると、機械の図面がぐっと本格的に見えますよ!
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