AutoCADのレイアウト空間でビューポートの尺度をロックする方法をお探しですね。

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AutoCADのビューポート尺度ロック機能を使いこなそう!

AutoCADで図面を作るとき、モデル空間で作った図形をきれいに印刷するために、レイアウト空間に配置しますよね。

そのときに使うのが「ビューポート」です。

でも、せっかく設定した縮尺が作業中に変わってしまって、「あれ?なんか変だな…」と困ったことはありませんか?

そんなトラブルを防ぐのが「尺度ロック」機能です。

一度覚えてしまえば、とても便利な機能なので、一緒に見ていきましょう。

1. ビューポートって何だろう?

ビューポートは、モデル空間で作った図面をレイアウト空間に映し出す「窓」のようなものです。

テレビの画面をイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。

ビューポートの作り方

ビューポートを作るのは意外と簡単です:

1. 「レイアウト」タブを開く
2. 「レイアウトビューポート」パネルから「矩形」を選ぶ
3. 四角形を描くように、対角の2点をクリック

これだけで完成です!

ちょっとしたコツ

ビューポートを作るときは、専用の画層(例:00_VP)を作って、印刷時には非表示にするのがおすすめです。

そうすると、印刷したときにビューポートの枠線が写らなくて、きれいに仕上がります。

ビューポートの中をいじりたいときは、枠の中でダブルクリックしてください。

すると枠線が太くなって、「今、モデル空間をいじってますよ」という合図になります。

元に戻りたいときは、枠の外をダブルクリックすればOKです。

2. 縮尺の設定はとても大切

ビューポートの縮尺設定は、図面の仕上がりを左右する重要なポイントです。

ここをきちんとやっておかないと、後で「サイズが合わない!」なんてことになってしまいます。

縮尺の設定方法

1. ビューポートの枠線をクリックして選択
2. プロパティパレットを開く
3. 「その他」の項目にある「標準尺度」から、1:100や1:50など、目的の縮尺を選ぶ

これで設定完了です。

線種や寸法も忘れずに

縮尺を設定したら、線種や寸法の設定も確認しましょう。

破線がきちんと破線に見えるように、システム変数「PSLTSCALE」は1のままにしておくのがポイントです。

寸法については、寸法スタイルで「レイアウト尺度を適用」にチェックを入れると、ビューポートの縮尺に合わせて自動的に調整してくれます。

とても便利な機能ですよ。

3. 尺度ロック機能で安心作業

さて、ここからが今回の本題です。

せっかく設定した縮尺が、作業中に変わってしまうのを防ぐ方法をお教えします。

なぜロックが必要?

作業をしていると、うっかりマウスホイールを回してしまったり、画面を動かしてしまったりすることがありますよね。

そうすると、ビューポートの表示が変わってしまって、設定した縮尺がめちゃくちゃになってしまうんです。

特に図面が完成間近のときにこれが起こると、本当に困ります。

そんなときのために、尺度ロック機能があるんです。

ロックのかけ方

とても簡単です:

1. ロックしたいビューポートの枠線をクリック
2. 右クリックしてメニューを表示
3. 「ビューをロック」→「はい」を選択

これだけです!

ロックをかけると、ビューポートの中でズーム操作をしても、レイアウト全体がズームされるだけで、ビューポート自体の縮尺は変わりません。

画面移動もロックされるので、表示位置がずれる心配もありません。

4. ロック後も編集はできます

「ロックしちゃったら、もう編集できないの?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。

ちゃんと編集する方法があります。

編集の方法

**方法1:モデル空間に移動して編集**
一番確実なのは、モデル空間タブに移動して直接編集する方法です。

**方法2:ビューポート内で編集**
ロックされたビューポートの中でダブルクリックして、モデル空間にアクセスした状態で編集することもできます。

縮尺はロックされているので安心です。

**方法3:ビューポートを最大化**
ビューポートの枠内をダブルクリックすると、そのビューポートが画面いっぱいに表示されて、編集しやすくなります。

この機能、意外と知らない人が多いんですが、とても便利ですよ。

ビューポートの形を変えたいとき

四角いビューポートを後から違う形に変えたいときは、「クリップ(VPCLIP)」コマンドが使えます。

1. VPCLIPコマンドを実行
2. 変更したいビューポートを選択
3. 新しい形をポリラインで描く

これで、ビューポートが新しい形に変わります。

元の四角い形に戻したいときは、同じコマンドで「削除」オプションを選べばOKです。

まとめ

ビューポートの尺度ロック機能は、一度覚えてしまえばAutoCADでの作業がぐっと楽になります。

特に:

– 図面が完成に近づいたとき
– 複数のビューポートを使っているとき
– チームで作業しているとき

こんなときには、必ずロックをかけることをおすすめします。

最初は「また設定が増えた…」と思うかもしれませんが、慣れてしまえば自然にできるようになります。

そして、「あ、縮尺が変わっちゃった!」というトラブルから解放されて、きっと快適にAutoCADを使えるようになりますよ。

ぜひ、次の図面作成から試してみてくださいね!

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