PTネジの図面の書き方をお探しですね。
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PTネジの製図方法を分かりやすく解説!基本から実践まで
「PTネジ」という名前を聞いたことはありますか?これは昔の日本でよく使われていた、配管用のねじの呼び方なんです。
今では「R」という記号が主流になっていますが、古い設備の修理や、特殊なサイズのねじでは、まだ「PT」という表記を見かけることがあります。
配管の接続部分で水漏れや空気漏れを防ぐためには、このねじがとても重要な役割を果たしています。
そこで今回は、PTネジを図面に描く時のコツを、基本的な考え方から具体的な寸法の書き方まで、できるだけ分かりやすくお話ししていきます。
PTネジって何?JIS規格での位置づけを知ろう
PTネジは、昔のJIS規格で「管用テーパーおねじ」を表す記号として使われていました。
「テーパー」というのは、だんだん細くなる形のことです。
このねじの一番の特徴は、配管同士をしっかりと密閉して、水や空気が漏れないようにすることです。
ねじ山の角度は55度の三角形になっています。
これに対して、アメリカで使われているNPTねじは60度なので、形が少し違うんです。
現在のJIS規格では「R」という記号を使いますが、昔からある設備や特別なサイズのねじでは、今でも「PT」という呼び方が残っています。
JIS B 0203:1999という規格書には、これらのねじの詳しい形や大きさが決められていて、図面を描く時の大切な参考書になっています。
PTネジを図面に描く時の基本ルール
PTネジを含む「おねじ」(外側にねじ山があるねじ)を図面に描く時には、大切なルールがあります。
それは「**山を太い線、谷を細い線**」で描くということです。
具体的に説明すると、ねじの一番外側(山の部分)は太い実線で、一番内側(谷の部分)は細い実線で描きます。
真正面から見た時は、外側の円は太い線で、内側の円は円周の4分の3くらいの長さの細い線で表現するのが一般的です。
これは、立体的なねじの形を平面の図面で正確に表現するための約束事なんです。
また、おねじは普通、断面図にはしません。
その代わりに、外側の線から引き出し線を伸ばして、必要な寸法や記号を書き込みます。
ねじが完全に切られていない部分(不完全ねじ部)がある場合は、斜めの細い線で区別して描きます。
これらのルールを守ることで、工場で作る人が間違えずに、正確な部品を作ることができるんです。
PTネジの寸法表示と書き方のコツ
PTネジの寸法を図面に書く時は、「PT」の後にインチ単位の呼び径を書きます。
例えば「PT1/2」や「PT3/4」といった具合です。
ここで注意したいのは、この呼び径は実際のねじの太さとは必ずしも同じではないということです。
これは配管の規格サイズに基づいているんです。
PTネジはテーパー(だんだん細くなる)形状なので、ねじの長さによって太さが変わります。
JIS規格には、それぞれのサイズごとに、ねじのピッチ(間隔)、ねじ山の数、高さ、丸みなどの詳しい寸法が決められています。
そのため、図面には「PT」と呼び径を書けば、これらの規格寸法が適用されることが分かります。
必要に応じて「完全ねじ部の長さ」も示します。
昔のJIS規格では長いねじと短いねじの区別がありましたが、今は統一されています。
PT記号を使う時は、どの規格を参考にしているかを図面に明記することが、正確な部品作りには欠かせません。
他のねじ記号との違いと組み合わせ方
PTネジは「おねじ」なので、これと組み合わせる「めねじ」(内側にねじ山があるねじ)の図面表記も覚えておく必要があります。
現在、PTおねじと組み合わせるめねじは:
– テーパー形状の場合:「Rp」
– 平行形状の場合:「Rc」
と表記されます(昔のJISでは「PS」という記号もありました)。
また、水道管などで密閉性をそれほど重視しない場合は、平行ねじの「G」記号が使われます。
PTネジとGねじの大きな違いは:
– **PTねじ**:テーパー形状で密閉性が高い
– **Gねじ**:平行形状で、密閉はパッキンなどで別途確保
という点です。
PT記号を図面で使う時は、昔のJIS規格のねじであることをはっきりと書き、どの規格書を参考にしているかを明記することが大切です。
RpやRcのめねじは、JIS規格でねじの深さが決められているので、図面に深さを書く必要はありません。
でも、Gねじの場合は、取り付ける部品に合わせて、ねじの深さを必ず指示する必要があります。
これらの記号の特徴を理解することで、適切なねじ部品を選んで、確実に機能する製品を作ることができるようになります。
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