AutoCADの異なるバージョンのファイル間で図形をコピーする時の問題の対処法をお探しですね。

広告

AutoCADで図形をコピーするときのトラブル解決法

AutoCADを使っていると、図面から図面へ図形をコピーすることってよくありますよね。

でも、時々うまくいかなくて困ることがありませんか?特に、古いバージョンと新しいバージョンのAutoCADを使い分けていると、思わぬトラブルに遭遇することがあります。

今回は、そんな図形コピーの問題を解決する方法を、わかりやすく説明していきます。

1. なぜ図形コピーでトラブルが起きるの?

普段、AutoCADで図形をコピーするときは、「CLIPCOPY(コピー)」と「PASTECLIP(貼り付け)」というコマンドを使いますよね。

正確な位置に貼り付けたいときは「COPYBASE(基点コピー)」も便利です。

でも、これらの機能にはちょっとした落とし穴があります。

それは、**AutoCADのバージョンが違うと、うまく動かないことがある**ということです。

AutoCADのファイル形式(DWG)は、数年おきに新しくなります。

新しいバージョンで作った図面は、古いバージョンでは開けなかったり、正しく表示されなかったりするんです。

実際、Autodesk公式でも「COPYCLIPでコピーした図形は、バージョンが違うAutoCAD同士では貼り付けできません」と説明されています。

つまり、**バージョンの違いがトラブルの大きな原因**なんです。

2. こんなトラブルが実際に起きています

AutoCAD LT 2020を使っている現場で、こんな困った現象が報告されています:

– 新しい図形をコピーしたはずなのに、貼り付けると前にコピーした古い図形が出てくる
– 図形の内容は古いままなのに、個数だけは正しく反映される(3個コピーすると、古い図形が3個貼り付けられる)
– 初めてコピーするファイルは問題ないけど、一度コピーすると、その後はずっと同じ内容が貼り付けられてしまう

Windowsを再起動しても直らないので、これはAutoCAD内部の問題のようです。

特に、外部のソフト(PythonやGDSファイル)で作った図形で起きやすいという報告もあります。

3. 安全に図形をコピーする方法

バージョンが違うAutoCAD同士で図形をやり取りするときは、普通のコピー&ペーストではなく、もっと確実な方法を使いましょう。

方法1:ファイル全体を古いバージョンで保存

「SAVEAS(名前を付けて保存)」で、図面全体を古いバージョンのDWG形式で保存します。

これで古いAutoCADでも開けるようになります。

方法2:特定の図形だけを安全にコピー

特定の図形だけをコピーしたいときは、「WBLOCK(ブロック書き出し)」が便利です。

1. コピーしたい図形を「WBLOCK」で新しいDWGファイルとして書き出す
2. そのファイルを「SAVEAS」で古いバージョン形式に変換
3. 目的の図面に「INSERT(ブロック挿入)」で挿入

この方法なら、バージョンの違いによるトラブルを避けられます。

4. たくさんのファイルを一度に変換したいとき

複数のファイルを扱うときや、大きなプロジェクトでは、もっと効率的なツールがあります。

一括変換ツール

– **「DWGCONVERT(DWG変換)」**:複数のDWGファイルを一度に指定した形式に変換
– **「ETRANSMIT(e-トランスミット)」**:図面とその関連ファイルをまとめて指定形式で保存
– **「DWG TrueView」**:Autodeskの無料ソフト。

AutoCADがなくても変換できる

これらのツールを使い分けることで、バージョンの違いによる問題を効率的に解決できます。

まとめ

AutoCADの図形コピーでトラブルが起きたときは、まずバージョンの違いを疑ってみてください。

普通のコピー&ペーストがダメなときは、WBLOCKやファイル変換を使った方法を試してみましょう。

少し手間はかかりますが、これらの方法を覚えておけば、バージョンが違う環境でも安心して作業できるようになりますよ。

広告