AutoCAD図面をまとめてPDFファイルにする方法をお探しですね。
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AutoCADで複数の図面を一度にPDFにまとめる方法
AutoCADで設計作業をしていると、たくさんの図面をまとめて印刷したり、PDFにしたりする場面がよくありますよね。
特に大きなプロジェクトでは、何十枚、何百枚もの図面を処理する必要があり、一枚ずつ手作業で出力していたら、とても時間がかかってしまいます。
そんな時に役立つのが、AutoCADの「バッチ印刷(パブリッシュ)」という機能です。
この機能を使えば、複数のCAD図面を1つのPDFファイルに効率よくまとめることができます。
この方法をマスターすれば、印刷作業の時間を大幅に短縮できて、設計作業により多くの時間を使えるようになりますよ。
バッチ印刷(パブリッシュ)って何?どんなメリットがあるの?
「バッチ印刷」または「パブリッシュ」は、AutoCADの複数の図面やレイアウトを一度にまとめて、PDFやDWFなどの形式で出力できる便利な機能です。
普通だと、AutoCADで図面を印刷する時は、レイアウトごとに設定して一枚ずつ出力しなければいけません。
でも、この機能を使えば、数十枚や数百枚の図面でも、一度の設定で連続してPDF化できるんです。
例えば、建設現場でよくある完成図面や設計変更図面、道路の計画図面など、大量の図面を扱う時にとても重宝します。
手作業だと一日かかるような作業も、バッチ印刷なら数時間、場合によっては数十分で完了できます。
この機能を知っているかどうかで、日々の作業効率が大きく変わってくるので、ぜひ覚えておきましょう。
事前準備をしっかりと!スムーズに出力するためのコツ
バッチ印刷を効率よく使うためには、事前の準備が大切です。
バックグラウンド処理の設定
まず重要なのが「バックグラウンド処理」の設定です。
これを設定しておくと、PDF出力中でもAutoCADで他の作業ができるようになります。
設定方法:
1. 「オプション」コマンドを実行
2. 「印刷とパブリッシュ」タブを開く
3. 「バックグラウンド処理のオプション」の「パブリッシュ」にチェックを入れる
この設定をしておけば、印刷している間に他の図面の編集作業もできるので、時間を有効活用できます。
レイアウトの準備
バッチ印刷は主に「レイアウト(ペーパー空間)」に作成された図面をまとめて出力します。
もしモデル空間に直接描いた複数の図面をまとめたい場合は、先にそれらを適切なレイアウトに配置しておきましょう。
ページ設定の確認
各レイアウトの「ページ設定」も事前にチェックしておくことが大切です。
プリンタの設定、用紙サイズ、尺度、印刷範囲、印刷スタイルなどを統一しておくと、出力時の手間が省けて、きれいなPDFを効率的に作成できます。
実際にやってみよう!PDF出力の手順
それでは、具体的な手順を説明していきます。
1. パブリッシュコマンドの起動
以下のいずれかの方法でコマンドを起動します:
– 「アプリケーションメニュー」→「印刷」→「バッチ印刷」
– 「出力」タブの「印刷」パネルから「バッチ印刷」を選択
– コマンドラインに「PUBLISH」と入力
2. 基本設定
「パブリッシュ」ダイアログボックスが開いたら:
1. 「パブリッシュ先」で「PDF」を選択
2. 「PDFプリセット」から出力したいPDFの品質に合ったものを選択
3. 重要な設定:マルチシートファイル
ここが一番重要なポイントです!
1. 「パブリッシュのオプション」ボタンをクリック
2. 「PDFパブリッシュオプション」ダイアログが開く
3. **「マルチシートファイル」のチェックボックスに必ずチェックを入れる**
この設定が、複数の図面を1つのPDFファイルにまとめるための鍵になります。
4. シートの選択と順序調整
メインの「パブリッシュ」ダイアログに戻ると、現在開いている図面のレイアウト一覧が表示されます。
– 出力したくないシートは「-(マイナス)」ボタンで削除
– 他の図面ファイルからシートを追加したい場合は「+(プラス)」ボタンを使用
– 上下ボタンで出力順序を調整
5. 最終確認と実行
各シートの「ページ設定」が適切かを確認し、問題なければ「パブリッシュ」ボタンをクリックします。
保存先を指定すれば、一括PDF出力が始まります。
**注意点:** 「印刷スタンプ」機能が有効になっていると、意図せずファイル名や日付が印字されることがあります。
必要に応じて設定を確認・解除しておきましょう。
もっと効率的に使うためのコツ
シート一覧の保存
同じ図面の組み合わせを繰り返し印刷することがある場合は、「現在のシート一覧を保存しますか?」の問いに「はい」と答えて保存しておきましょう。
次回からは保存したシート一覧を読み込むだけで、同じ設定でパブリッシュできるようになります。
バックグラウンド処理の活用
前述したバックグラウンド処理を活用すれば、印刷中に他の設計作業や資料作成などを並行して行えます。
時間を無駄にせず、効率的に作業を進められます。
チーム内での標準化
チームや組織内で標準的な「ページ設定」のテンプレートを作成・共有することで、誰でも統一された品質で効率的にPDF出力ができるようになります。
まとめ
AutoCADのバッチ印刷機能は、大量の図面を扱う現場では欠かせない便利な機能です。
最初は設定が少し複雑に感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば作業効率が劇的に向上します。
特に「マルチシートファイル」の設定と「バックグラウンド処理」の活用は、時間短縮の大きなポイントです。
ぜひ実際に試してみて、日々の作業に活用してください。
この機能をマスターすれば、印刷作業にかかる時間を大幅に減らせて、より創造的な設計業務に集中できるようになりますよ!
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