AutoCADの座標と引き出し線についてお探しですね。
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AutoCADで座標を分かりやすく表示する方法
AutoCADで図面を作るとき、「この部品はここにある」ということを正確に伝えるために、座標の情報はとても大切です。
特に、基準となる点からどのくらい離れているかを示す「引き出し線付きの座標寸法」は、設計者の考えをはっきりと伝えて、実際にモノを作るときのミスを減らすのに役立ちます。
この記事では、AutoCADでこうした座標の情報を効率よく、そして正確に図面に表示するいろいろな方法をご紹介します。
きっとあなたの設計作業がもっとスムーズになるはずです!
1. 座標寸法と引き出し線って何?
AutoCADで部品や建物の正確な位置を表すとき、「座標寸法」がとても重要な役割を果たします。
これは、図面上の決まった点(「データム」と呼びます)から、他の部分(穴や角など)までの横の距離や縦の距離を数字で示すものです。
データムは、通常、今使っているUCS(ユーザー座標系)の原点として設定されます。
座標寸法を使う一番のメリットは、それぞれの寸法をデータムからの絶対的な位置として表せることです。
これにより、複数の寸法を重ねたときに起こりがちな「誤差の積み重ね」を防ぐことができ、最終的な製品の精度を保ちやすくなります。
引き出し線は、「この座標値はどの点のことを指しているのか」を見た目で分かりやすくする役割があります。
データムからの測定軸を示す形で表示されるので、特に精密な機械設計や建築設計では欠かせない機能です。
2. DIMORDINATEコマンドで座標寸法を入れてみよう
AutoCADの標準機能で座標寸法を記入するには、「DIMORDINATE(座標寸法記入)」コマンドを使います。
**手順は以下の通りです:**
1. [注釈]タブの[寸法記入]パネルから[寸法]アイコンをクリックするか、コマンドラインに「o」と入力
2. 測定の基準となるデータム点を指定
3. 寸法を入れたい場所の点(端点、交点、オブジェクトの中心など)を選択
4. 引出線の終点を指定
ここで便利な機能があります。
データムと引出線の終点の間で、X座標の差が大きい場合はY座標が、Y座標の差が大きい場合はX座標が自動的に測定されます。
もし「X座標だけ」「Y座標だけ」を明確に示したい場合は、コマンドプロンプトで[X座標(X)]または[Y座標(Y)]オプションを選択できます。
**ちょっとしたコツ:**
– 引出線を真っ直ぐにしたい場合は、F8キーで直交モードをオンにしましょう
– 寸法値の表示は細かくカスタマイズできるので、図面を見やすくできます
3. LISPを使ってもっと便利に!
AutoCADの標準機能だけでなく、AutoLISPプログラムを使うと、もっと効率的で自由度の高い座標値付き引き出し線が作れます。
例えば、「CoordLeader.lsp」のようなLISPファイルを使うと、一つのコマンドで指定した点の座標値を「X=〇〇, Y=〇〇」といった形で自動的に引き出し線に表示できます。
**LISPを使うメリット:**
– ワンコマンドで座標値付き引き出し線が完成
– AutoCAD起動時に自動ロードするよう設定すれば、毎回読み込む手間が省ける
– 表示形式をカスタマイズできる
**使い方:**
1. コマンドラインに「CoordLeader1」と入力
2. 引出線の始点をクリック
3. 次の点をクリック
4. 座標値が表示された引き出し線が完成!
座標値の小数点以下の桁数は、「図面ユーティリティ」の「単位管理」で「精度」を変更することで簡単に調整できます。
設計の精度に合わせて柔軟に対応できるので、作業効率がぐっと上がります。
4. 座標値をサクッと確認したいとき
「引き出し線は要らないけど、この点の座標値だけ知りたい」というときには、「位置表示(ID)」コマンドがとても便利です。
**使い方:**
1. [ホーム]タブの[ユーティリティ]パネル内のスライドアウトボタンをクリック
2. 「位置表示」を選択(または、コマンドラインに「ID」と入力)
3. 座標値を知りたい点をクリック
4. コマンドライン上に座標値が表示される
**さらに便利な使い方:**
– F2キーを押すとテキストウィンドウが開いて、過去に確認した座標値も一覧で見られます
– 設計中にオブジェクトの位置関係を素早く確認したいときに重宝します
この機能は、デバッグ作業や特定の点の正確な数値データを一時的に知りたいときにも活躍し、作業効率を大幅にアップしてくれます。
まとめ
いかがでしょうか?これらの方法を使いこなせば、AutoCADでの座標表示がもっと楽になり、より正確で分かりやすい図面が作れるようになります。
ぜひ試してみてくださいね!
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