AutoCAD LT 切り取り君をお探しですね。

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AutoCAD LTで外部参照を部分的に使いたい時の悩みと解決策

AutoCAD LTで図面を作る時、他の図面を外部参照として読み込んで、その一部だけを使いたいことってよくありますよね。

でも、そのデータを別の形式に変換したり、図面に統合したりする時に、思わぬトラブルが起きることがあります。

そんな問題を解決してくれる便利なツールとして、昔「AutoCAD LT 切り取り君」という非公式ツールがありました。

今回は、この「切り取り君」がどんなツールだったのか、なぜ多くの人に愛用されていたのか、そして今のAutoCAD LTで同じような問題にどう対処すればいいのかを詳しく説明していきます。

昔あった「AutoCAD LT 切り取り君」って何?

「AutoCAD LT 切り取り君」は、名前の通りAutoCAD LTで図面の一部を上手に「切り取る」ためのツールでした。

AutoCADの公式ツールではなく、ユーザーが作った便利ツールだったんです。

このツールが特に活躍したのは、外部参照(XREF)で読み込んだ図面の一部をクリップ表示している時でした。

その状態でJW-CADの形式に変換したり、AutoCAD内でバインド(外部参照のデータを図面内に完全に取り込むこと)したりすると、本来は一部だけ表示していたはずなのに、元の図面全体が表示されてしまうという困った問題があったんです。

「切り取り君」は、この問題を解決してくれる画期的なツールでした。

クリップした部分だけをきちんと維持したまま、データの統合や変換ができるようになったんです。

残念ながら、今ではこのツールは使えなくなってしまい、多くの人が代わりになる方法を探している状況です。

「切り取り君」が解決してくれていた問題とは?

「切り取り君」が対処していた一番の問題は、AutoCADの外部参照機能の使いにくさでした。

外部参照(XREF)は、大きなプロジェクトで複数の人が図面を分担して作業する時にとても便利な機能です。

他のDWGファイルを現在の図面に「参照」として読み込んで、作業を効率化できます。

XCLIPコマンドを使えば、参照した図面の必要な部分だけを表示することもできます。

でも、ここで問題が発生します。

クリップした外部参照をバインドしたり、他のCAD形式(JW-CADなど)に変換したりすると、なぜか参照元の図面全体が表示されてしまうんです。

これって、必要な情報だけを共有したい時や、ファイルサイズを小さくしたい時にはとても困りますよね。

結局、余分な部分を手作業で削除しなければならず、とても面倒でした。

「切り取り君」は、この手作業を不要にしてくれました。

クリップした部分だけを自動的にバインド・変換してくれるので、作業効率が大幅にアップしたんです。

「切り取り君」がなくなった理由と今の代替手段

「AutoCAD LT 切り取り君」が使えなくなった理由は、おそらくAutoCADの進化と関係があると思われます。

AutoCADに「CLIP」コマンドという公式機能が追加されたことで、「切り取り君」の役割が終わったのかもしれません。

「CLIP」コマンドは、画像、外部参照、ブロック、ビューポートなど、いろいろなオブジェクトにクリップ領域を設定して、表示範囲を制限できる機能です。

これによって、外部参照図面の一部だけを表示するという基本的な要望は、公式ツールで満たされるようになりました。

ただし、「切り取り君」が解決していた「クリップした外部参照をバインドした時に、クリップ領域外まで表示されてしまう」という特殊な問題は、「CLIP」コマンドだけでは完全には解決できないのが現状です。

非公式ツールは開発が止まってしまうリスクがあるので、昔の「切り取り君」のように便利なツールを見つけたら、ダウンロードしたファイルはバックアップしておくことが大切ですね。

今のAutoCAD LTでの対処法と今後の展望

残念ながら、現在のAutoCAD LTには「切り取り君」のような「外部参照を部分的にクリップした状態でバインドして、クリップ部分だけを残す」機能は標準では用意されていません。

AutoCAD LT 2019や2014といったバージョンでも、部分的にクリップした外部参照をバインドすると、参照元の図面全体が貼り付けられてしまいます。

そのため、必要な部分だけを取り出すには、一度バインドしてから余分な部分を手作業で削除するか、別の方法を考える必要があります。

一つの代替案として、図面のレイアウト空間で必要な範囲をビューポートで表示し、そのレイアウトを「モデル書き出し」機能で新しい図面として出力する方法があります。

でも、この方法は手順が多くて複雑な図面では効率が悪いので、あまり現実的ではありません。

多くの人は、この面倒さを避けるために、最初から必要な部分だけを編集したモデルを作るようになっています。

今後は、AutoCADの公式アップデートで、もっと便利な「部分参照バインド」機能が追加されることを期待したいですね。

または、コミュニティやサードパーティから、この問題を解決する新しいツールが登場するかもしれません。

当面の間は、今ある機能を上手に使いながら、作業の進め方を工夫するか、他のCADソフトに同じような機能がないかを調べてみるのも一つの手だと思います。

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