AutoCADの互換ソフトをお探しですね。
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AutoCAD互換ソフトって何?コストを抑えながら本格的な設計ができる理由
設計や製図の現場では、CADソフトは今や欠かせない道具になっています。
その中でも、オートデスク社のAutoCADは業界標準として多くの人に使われていますが、導入や運用にかかる費用はなかなか高額です。
そこで最近注目されているのが「AutoCAD互換ソフト」と呼ばれるソフトウェアです。
これらのソフトは、AutoCADで作ったDWGファイルをそのまま編集できて、AutoCADユーザーでも迷わず使える操作画面を持ちながら、費用を大幅に抑えられるのが大きな魅力です。
CADの導入を考えている会社や個人にとって、とても有力な選択肢といえるでしょう。
AutoCAD互換ソフトって何?どうしてこんなに便利なの?
AutoCAD互換ソフトとは、オートデスク社の標準データ形式「DWG(拡張子.dwg)」ファイルを直接読み込んで、編集・保存できるCADソフトのことです。
この高い互換性は、「Open Design Alliance(ODA)」という非営利団体が開発したDWG入出力ライブラリーを使うことで実現されています。
ODAに参加している各企業は、このライブラリーをベースに独自の機能や改良を加えて製品を作っているため、AutoCADが必要だった多くの設計現場で、コストを大幅に抑えながらもAutoCADと同じような作業環境を作ることができるようになりました。
最大のメリットは、やはりコストパフォーマンスの良さです。
AutoCADのサブスクリプション費用と比べて、ずっと安い価格で導入・運用できるのが魅力です。
また、AutoCADにとても似た画面や操作感を持つ製品が多いので、長年AutoCADを使っていた人でもスムーズに移行できます。
汎用的な2次元・3D機能を持つタイプから、建築・機械・電気・土木といった特定の分野に特化した専用機能を持つタイプまで、さまざまなニーズに応える幅広い製品が市場に出ており、会社の規模や業種に関係なく最適なソリューションを見つけることができます。
主要なAutoCAD互換ソフトにはどんなものがある?
市場にはいろいろなAutoCAD互換ソフトがあり、それぞれに独自の強みがあります。
**IJCAD(インテリジャパン社)**
日本で開発されたソフトで、国内で15万本以上の導入実績があります。
AutoCADとの高い互換性と使いやすさが特徴で、機械設計用の「IJCAD Mechanical」、電気設計用の「IJCAD Electrical」、建築用の「IJCAD Arch」、建設・土木用の「IJCAD Civil」など、幅広い業種に対応した専用版が用意されています。
国内メーカーなので、サポートも迅速で安心です。
**ARES(Graebert社)**
ドイツで開発されたソフトで、AutoCADと同じような画面と機能を持っています。
「JTools」というアドオンを使えばJw_cadのデータも読み込めるため、建設業界などで人気があります。
**BricsCAD(Bricsys社)**
ベルギーで開発されたソフトで、2次元作図と3Dモデリングに加えて、BIM(建築情報モデリング)や機械設計のための専用機能も一つのソフトで使えるのが特徴です。
15の言語に対応していて、世界中で広く使われています。
**ZWCAD(ZWSOFT社)**
中国で開発されたソフトで、AutoCADと同じような操作感と画面を持っています。
2D図面作成から3Dモデリングまで幅広い設計作業に対応できます。
これらの互換ソフトは、それぞれが特定のニーズに対応できるよう進化しており、ユーザーは自分の仕事内容や予算、必要な機能に合わせて最適なソフトを選ぶことができます。
費用はどのくらい?ライセンスの種類も選べる
AutoCAD互換ソフトを導入する際に、費用対効果はとても重要なポイントです。
AutoCADは現在、サブスクリプション(期間ライセンス)のみの提供となっており、継続して使うためには毎年更新費用がかかります。
これに対して、以前は多くのAutoCAD互換ソフトで永久(永続)ライセンスが選べました。
永久ライセンスは一度買えば永続的に使えるため、最初の投資は大きくても、長期間使うほど総コストを大幅に削減できるメリットがありました。
ただし、IJCADのように2025年1月で永久ライセンスの販売を終了し、期間ライセンスに移行する製品も増えています。
現在の期間ライセンスでも、AutoCADと比べて安い価格設定になっていることが多く、引き続きコスト削減のメリットは得られます。
IJCADの場合、個人で使う「シングル」、チームでシェアしてコストを抑える「マルチ」、ネット環境がない現場で便利な「USB」、ライセンス数が多い場合の「ネットワーク」など、使用頻度や人数に応じた柔軟なライセンス形態が用意されています。
これにより、会社や個人のニーズに合わせて最適な運用ができ、無駄なコストを抑えることができます。
購入前に、自分の使い方と各ソフトのライセンス形態を比較検討することが、長期的な費用対効果を最大化するコツです。
AutoCADとの互換性で気をつけたいポイント
AutoCAD互換ソフトは、AutoCADのDWGファイルとの高い互換性をうたっていますが、使う際にはいくつか注意したい点もあります。
多くの互換CADは最新のDWG/DXFデータ形式(現在は2018形式が主流)に対応していますが、オートデスク製品で作られたDWGデータは「Trusted DWG」として扱われ、互換CADで作られたDWGデータとは区別されることがあります。
そのため、互換CADで作ったDWGファイルをAutoCADで開くと、「非ネイティブのDWGファイルのメッセージ」が表示される場合があります。
これは互換性の問題ではないことが多いですが、取引先とデータをやり取りする際に知っておくべき点です。
また、AutoCADと互換CADの画面や操作性はとても似ていますが、全く同じコピー製品ではないため、細かなコマンドの動きや機能の配置に違いが生じることもあります。
基本的な操作はスムーズに行えても、特定の高度な機能やカスタマイズが異なる場合があるため、移行を考える際は必ず無料体験版などを使って実際に試し、自分の仕事の流れに合うかどうか確認することが大切です。
さらに、将来的にAutoCADのDWG/DXFデータ形式が更新された場合、互換CADがその新形式に対応するまでに時間がかかる可能性も考えておく必要があります。
これらの点を理解して、適切な選定と運用を行うことで、AutoCAD互換ソフトの真価を最大限に活かすことができるでしょう。
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