AutoCADで線分の長さの使い方をお探しですね。

広告

AutoCADの線分を使いこなそう!描き方から長さの確認まで完全ガイド

AutoCADを使って図面を描くとき、一番基本となるのが「線分」です。

たかが線、されど線。

この線分をうまく扱えるかどうかで、作業の速さや図面の正確さが大きく変わってきます。

今回は、線分の描き方から長さの確認方法、修正のコツ、そして「あれ?なんか表示がおかしい…」というときの対処法まで、実際に使える情報をお届けします。

AutoCADを始めたばかりの人も、もっと上手になりたい人も、ぜひ参考にしてくださいね。

思い通りの線分を描こう:長さと角度をピッタリ指定する方法

「この長さで、この角度の線を描きたい!」そんなとき、適当に描いて後から調整するのは効率的ではありませんよね。

AutoCADなら、最初から正確な線分を描くことができます。

まず大切なのが「ダイナミック入力」という機能です。

これがオンになっているかチェックしてみましょう。

オンになっていれば、画面の下にあるコマンドラインを見なくても、マウスカーソルの近くに数値を入力できる便利な機能です。

具体的な手順はこんな感じです:

1. **線分(LINE)コマンド**を実行します
2. **始点**をクリックして決めます
3. 線の**長さを数値で入力**します(まだEnterは押さないで!)
4. 半角で**「<」を入力**してから、**角度の数値**を入力します 5. 最後に**Enter**を押して完成! ここでのポイントは、長さを入力した後すぐにEnterを押さないことです。 押してしまうと長さだけが確定されて、角度を指定できなくなってしまいます。 描いた後は、線分をクリックすると表示される小さな四角(これを「グリップ」といいます)で、思った通りの線になっているか確認できます。

線分の長さを調べる・合計する便利な方法

「この線、何ミリだっけ?」「複数の線の長さを全部足したい」そんなときに使える方法をご紹介します。

1つの線分の長さを知りたいとき

一番簡単なのは、**線分をクリックして選択**し、**プロパティパレット**を開く方法です。

プロパティパレットは「Ctrl+1」で表示できます。

ここに「長さ」という項目があるので、すぐに確認できます。

複数の線分の長さを合計したいとき

いくつかの線分の長さを足し算したい場合は、「ポリライン」という形に変換するのがおすすめです。

ポリラインは、複数の線分を1つの連続した線として扱うことができる機能です。

手順は以下の通りです:
1. **「修正」メニュー** → **「オブジェクト」** → **「ポリライン」**を選択
2. **「一括(M)」オプション**で対象の線分を選択
3. **「結合(J)」オプション**で線分同士をつなげる
4. できたポリラインを選択して、プロパティパレットで合計の長さを確認

もっと本格的に集計したいとき

たくさんの線分があって、条件を指定して集計したい場合は、「DATAEXTRACTION(データ書き出し)」コマンドが便利です。

これを使うと、線分の情報をExcelファイルに出力して、Excel上で自由に計算や分析ができます。

ただし、出力されたデータが文字として扱われることがあるので、Excel側で数値に変換する作業が必要な場合があります。

描いた線分の長さを後から変更:ストレッチ機能が超便利

「あー、この線もうちょっと長くしたい」「短くしたい」そんなとき、線を削除して描き直すのは面倒ですよね。

そこで活躍するのが「STRETCH(ストレッチ)」コマンドです。

ストレッチ機能の特徴は、普通の選択方法ではなく、**「交差選択」**という特別な選択方法を使うことです。

これは、オブジェクト全体を動かすのではなく、「オブジェクトの端点」だけを移動させるためです。

使い方のコツ:
1. **STRETCHコマンド**を実行
2. **右から左にドラッグ**して選択窓を作り、動かしたい部分を囲む
3. **基点**(動かす基準となる点)を指定
4. **移動先**を指定

作業中にShiftキーを押しながら操作すると、水平・垂直方向にきれいに動かせるので覚えておくと便利です。

「あれ?表示がおかしい」ときの対処法

AutoCADを使っていると、「いつもと表示が違う」「寸法が表示されない」といったトラブルに遭遇することがあります。

多くの場合、「ダイナミック入力」の設定が原因です。

よくある症状と対処法

**症状**:線分の寸法が表示されず、「長さ」や「ストレッチ」といった文字が表示される

**対処法**:
1. **「DYNMODE」**というシステム変数をチェック
– この値が「0」や「1」になっていたら「3」に変更
2. **「DSETTINGS」コマンド**を実行
– 「ダイナミック入力」タブを開く
– 「可能な場合は寸法の入力を使用」にチェックが入っているか確認

ちなみに、ダイナミック入力は**F12キー**で表示のオン・オフを切り替えられますが、根本的な設定が変わってしまっている場合は上記の方法で直す必要があります。

まとめ

線分は図面作成の基本中の基本ですが、正しく使いこなすことで作業効率が大きく向上します。

長さと角度を正確に指定して描く方法、描いた後の長さ確認や修正方法、そしてトラブル時の対処法を覚えておけば、もっとスムーズにAutoCADを使えるようになるはずです。

最初は慣れないかもしれませんが、実際に手を動かしながら練習してみてください。

きっと「こんなに便利だったんだ!」と実感できると思います。

広告