電気躯体図の施工図の書き方をお探しですね。

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電気躯体図って何?建物づくりの重要なパートナー

建物を建てるとき、「骨組み」と「電気設備」は切っても切れない関係にあります。

骨組みがしっかりしていても、電気が通らなければ建物として機能しませんし、逆に電気設備が完璧でも、それを支える骨組みがなければ成り立ちません。

この二つをうまくつなげるために必要なのが「電気躯体図」という図面なんです。

電気躯体図の役割って何?

普通の設計図は「こんな建物を作りたい」という設計者の思いを表したものですが、施工図は「実際にどうやって作るか」を具体的に示した図面です。

その中でも電気躯体図は、建物の骨組み(柱や梁、基礎など)に電気設備をどう組み込むかを詳しく描いたものです。

例えば、コンクリートの壁に電線を通すための穴(これを「スリーブ」と呼びます)をどこに開けるか、大きな電気機器を置くための土台をどこに作るか、制御盤を固定するボルトをどこに埋め込むかなど、細かいところまで決めていきます。

これらの情報は、コンクリートを流し込む前にきちんと決めておかないといけません。

後から「やっぱりここに穴を開けたい」と言っても、固まったコンクリートに穴を開けるのは大変ですし、建物の強度にも影響してしまうからです。

電気躯体図はどうやって作るの?

電気躯体図を作るときは、まず他の図面をしっかりチェックすることから始めます。

建物のデザインを決めた図面、骨組みの構造を決めた図面、そして電気設備の配置を決めた図面を見比べて、矛盾がないか確認します。

「この柱のこの位置に、この太さの配管を通したい」「あの壁のあそこに、こんなサイズの機器を取り付けたい」といった具合に、一つひとつの要素を丁寧に検討していきます。

このとき気をつけなければいけないのは、電気だけでなく、空調や給排水などの他の設備との兼ね合いです。

同じ場所に複数の配管が集中してしまったり、お互いの工事の邪魔になったりしないよう、事前に調整しておくことが大切です。

分かりやすい図面にするコツ

電気躯体図では、現場で働く人たちが見て、すぐに理解できるような表現を心がけます。

配管を通すための穴については、「どこに」「どのくらいの大きさで」「どんな種類の管を通すのか」を明確に示します。

大きな電気機器を設置する場所では、土台の形や大きさ、固定用のボルトの位置や種類を詳しく描きます。

また、コンクリートを流し込む前に埋めておく配管については、どのルートを通って、どのくらいの深さに埋めるのかを分かりやすく表現します。

図面には統一されたマークや記号を使い、必要に応じて説明文も加えて、誰が見ても同じように理解できるようにします。

チェックと調整、そしてデジタル化の波

電気躯体図ができあがったら、何度もチェックを重ねます。

構造の専門家と一緒に「この穴を開けても建物の強度は大丈夫か」「他の設備と干渉していないか」などを徹底的に確認します。

コンクリートが固まってしまってからの修正は本当に大変なので、この段階でのチェックがとても重要なんです。

現場監督は、電気の担当者だけでなく、構造の専門家、デザインの担当者、他の設備の担当者など、たくさんの人たちと連絡を取り合いながら、みんなで協力して最良の解決策を見つけていきます。

最近では、コンピューターの技術も進歩して、3Dで建物全体を再現し、画面上で「ここに配管を通すと、あちらの設備とぶつかってしまう」といったことが事前に分かるようになりました。

これにより、手戻りが少なくなり、より良い建物をより早く作ることができるようになっています。

電気躯体図は、一見地味な存在かもしれませんが、安全で快適な建物を作るためには欠かせない、とても大切な図面なのです。

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